しまグルメブログ

医食同源も考えた伝統の味

北谷町美浜にある「うおうお亭」は、新鮮な魚介類を中心にした海鮮料理の店だ。生け簀からすくいあげる新鮮な伊勢海老や平目をお目当てに、遠くから足を運ぶ人も多い。

メニューの中心は和食と琉球料理。家族連れやデートで利用されることが多いけど、掘りごたつ形式の座敷もあるので、接待や模合などにももってこいなのだ。

「うおうお亭」ではランチタイムも行っていて、「天ぷら＆煮物セット」、「寿司＆煮物セット」、「寿司天ぷらうどんセット」のほか、「魚バター定食」など定食類も用意されている。
中でも「天ぷら＆煮物セット」は、天ぷら、煮物、小鉢、茶碗蒸し、味噌汁、漬物、ごはんというビックリするほどのボリューム。フリードリンクまでついて890円なのだから、お得メニューといっていいと思う。

写真は「ゴーヤー茶そば」「豆腐よう」「ラフテー」。
「ゴーヤー茶そば」は、「うおうお亭」オリジナルメニュー。近頃人気のゴーヤー茶を使って麺を練っていて、ゴーヤーの果肉も入っている。ゴーヤーというから苦いのかと思っていたら、食べてみると全然苦くない。良くかみ締めるとゴーヤーの風味もするけど、むしろ爽やかな感じだ。ツルツルと格別に喉越しが良く、結構な量をペロッとと食べてしまった。ビタミンCがたっぷりの「ゴーヤー茶そば」、この夏からお目見えした新しいメニューなので是非試してみて欲しい。

「豆腐よう」は店によって随分味が違うのだけど、「うおうお亭」の「豆腐よう」は柔らかめ。泡盛の薫りもほのかで食べやすい。「豆腐よう」はよくチーズに似ているといわれるけど、こちらのはクリームチーズを想像してもらうとちょうど良いかも。もちろん手作りで3年寝かせたもの。お酒に合うのは言うまでも無いけど、お酒が飲めない人でも美味しくいただける味だ。

「ラフテー」はまずこの塊にビックリ。4人前くらいの量が、ここではゴロリと塊のままお皿に乗ってくるのだ。トロトロの三枚肉がとてつもなく旨い。味は普通のラフテーより深みがあって、これは一緒に煮込む雲南百薬のせい。茶そばにも入っていたけど、雲南百薬は薬草の一種。ビタミンとミネラルが豊富だといわれていて、古くから滋養強壮に用いられていたものだ。

「うおうお亭」の料理は、すべて体のことを考えて作られている。最初は店の為に作っていた様々な手作りの品も、リクエストが多いので今は販売もしている。たっぷり料理を食べた後は、お土産に買っていくのもいいかも。
「うおうお亭」、なにげにスローフードを実践している店なのだ。

※この記事は2005-08-11時点のものとなります。