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2006年01月01日

古都首里のぶくぶく茶の老舗「嘉例山房 ぶくぶく茶」

いにしえの沖縄に思いを馳せて楽しむお茶

ぶくぶく茶というのを知ってますか? 沖縄で昔飲まれていたお茶の一種で、ちょっと変わった飲み方をするというもの。最近あちこちで復刻されてきたけど、ぶくぶく茶の老舗といえばこちら「嘉例山房 ぶくぶく茶」だ。

場所は首里。龍譚通りからちょっと横道に入ったところだ。店の中に入ると正面には沖縄の焼き物がずらり。その他塩せんべいや手作りちんすこうなど、沖縄らしい小物も販売している。
入ったところはカウンター席だけで、階段を数段上ると中二階のような場所があり、大きめのテーブルが置かれている。

古都首里のぶくぶく茶の老舗「嘉例山房 ぶくぶく茶」ぶくぶく茶とは、炒ったお米を煎じたものを大きな茶せんで泡立てる。その泡だけを別のお茶の上にのせて頂くという、一風変わった茶道なのだ。ここでは泡を乗せるベースのお茶として、基本的な玄米さんぴん茶のほか、薬草、月桃、ウッチン、ゴーヤー、ペパーミント、レモングラス、ハイビスカス、ジャスミン、コーヒーが用意されている。

「嘉例山房 ぶくぶく茶」の特徴は、自分で泡を立てられるということ。注文してしばらく待っていると、大きな茶せんが入った木の鉢が目の前に。中には泡の元が入っている。
ぶくぶく茶の泡は、鉢の淵に茶せんを打ちつけるようにして立てる。初めてだけど、言われたとおりやってみると不思議なほどモクモクと泡が立つ。こんなに簡単に泡が立つのは、ミネラル豊富な首里の湧き水を使っているからなんだそう。

泡を充分立てたら暫くそのまま置いておく。粗い泡が消えて、しっとりしたきめ細かな泡だけが残り、その泡を茶せんですくって別の茶の器へ盛っていく。
泡を盛ったあとに、ピーナッツと黒糖の粉を振り掛ける。普通はピーナッツだけだけど、こちらのオリジナルで黒糖も混ぜているとか。

出来上がったぶくぶく茶の泡を、ふわっと食べてみる。不思議な味だ。泡は口の中でサッと溶けて、後には爽やかさと淡い甘みが残る。昔は清涼飲料としての役割もあったという。
「嘉例山房 ぶくぶく茶」で、昔日の沖縄に思いを馳せるなんていうものいいかも。

※この記事は2005-09-05時点のものとなります。

古都首里のぶくぶく茶の老舗「嘉例山房 ぶくぶく茶」


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Posted by しまグルメ at 00:00 │グルメ