しまグルメブログ

泡盛を飲みながらのステーキも抜群


国際通りはお土産物屋さんばかりかと思っていたけど、案外ステーキハウスが軒を連ねていて、ステーキストリートといってもいいぐらいだ。
その国際通りで一番古くから営業しているというステーキハウスが「うちなーステーキ村」だ。場所はOPAの向かい、店は2階にある。

以前はよく見かけるウエスタンスタイルのステーキハウスだったそうだけど、せっかくなら沖縄らしさを出そうということで、「うちなーステーキ村」と名前を変え、ほかにはない沖縄スタイルのステーキハウスになった。

どこが沖縄風かというと、まずBGMが民謡。それから驚くのは、シェフがエイサー衣装を着ているというところ。このエイサー衣装で鉄板焼きパフォーマンスをしてくれる。で、見た目だけが沖縄風なのかというとそうではない。
「うちなーステーキ村」では、地元沖縄料理をとても大切にしているのだ。メニューには「ゴーヤーチャンプルー」「ラフテー」「ミミガー」「クブシミサラダ」などなど、普通のステーキハウスにない料理が載っているし、お酒もビールやワインだけでなく、泡盛も用意されている。

ステーキのお肉は、ニュージーランド産チルドビーフと、本島北部で生産されている黒毛和牛の本部牛。チルドビーフのおいしさを知っている人は多いと思うけど、臭みがなく柔らか。本部牛は、県内では石垣牛と並ぶくらい有名な注目の和牛。もちろん和牛独特のとろけるような肉質をもっている。

今回はステーキと伊勢エビのセットをご馳走になる。ステーキ肉のグラムによってコースが分けられているのだけど、それぞれ「八重山コース」、「宮古島コース」、「久米島コース」と地名がついている。これは、その地方特産の泡盛を食前酒として出してくれるサービスを行っているからだ。

いただいた「久米島コース」は、テンダーロインステーキ180g、伊勢エビ半身、スープ、サラダ、パンまたはライス、温野菜、特産品前菜としてこの日はスクガラス豆腐、そして食前酒に久米仙がつく豪華さ。
エイサー衣装をきたシェフが、手際よく調理してくれる。見事な手さばきで投げた塩や胡椒が飛び交い、おいしい期待でワクワクしてしまう。肉は香ばしいかおりをあげ、口のなかでとろけるくらいに柔らかい。伊勢エビは、しっとりとした味わいにプリプリした食感を残していてとてもGOOD。

「うちなーステーキ村」はランチタイムもあり、メニューは630円から。ステーキもランチタイムなら1260円から楽しめる。ランチタイムが11時半から16時までと長めなので、利用しやすく人気がある。

キャンプ中の野球選手や芸能人もよく訪れるという「うちなーステーキ村」。地元にこだわりをもった沖縄スタイルのステーキハウスなのだ。

※この記事は2005-09-20時点のものとなります。