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2006年01月01日

「一鮮満」その日の釣果をお店で食す。

居酒屋ならではのオリジナル料理がずらり


那覇市三原・三原郵便局のななめ向かいにある「魚彩工房 一鮮満」は、県内外から魚好きが集まるちょっと有名なお店。一見、住宅街にぽつんと立っている普通の居酒屋さんなのだが、釣り船と提携して毎日新鮮な魚を出している、ちょっと珍しいお店である。
ちょっと入り組んでいるので場所はわかりにくいのだが、店舗の外に置いてあるサバニを目印にすればすぐに見つけられるだろう。ちなみにクリスマス直前の取材だったため、この日のサバニの漕ぎ手はサンタクロースに扮していた。

店内は竹と木目で落ち着いた和風な作り。座席は掘りごたつのテーブルが4つ、椅子のテーブルが2つとカウンターというこぢんまりした空間なのだが、不思議と開放感がある。カウンターにはその日のネタの入ったショーケースと水槽が置いてあり、驚いたことに水槽ではグルクンが泳いでいた。釣り船屋さんが作ったという店舗らしい粋な演出である。泳いでいるグルクンはなかなかお目にかかれないので、これだけでも来店の価値ありだ。

「一鮮満」その日の釣果をお店で食す。数多いメニューの中から今回頂いたのは、「グルクンマスタード焼き」「てびちカリカリ揚げ」「うなぎの包み揚げ」「紅芋の饅頭揚げ出し」の4点。グルクンは小骨が多いためか、から揚げにして骨ごとバリバリ食べるのが一般的だが、一鮮満のマスタード焼きは骨を綺麗に抜いて香ばしくオーブンで焼き上げてある。小骨が苦手な人にも優しい工夫に、魚に対する並ならぬ愛情をさえ感じるメニューである。
もちろん、から揚げも有り。また、うに焼きやトマトチーズ焼きなども出していて、グルクンだけで7品も用意しているから驚きである。
てびちカリカリ揚げはその名の通りのメニュー。臭みを抜いたてびちをチキンドラム風にカリカリに揚げてあるのだが、中のゼラチン質のプルプル感との食べあわせが面白い。骨の周りのあじくーたーな部分は、ぜひ手掴みでかじって欲しい。箸ではうまく取り出せないということもあるのだが、手掴みで食べる美味しさには特別なものがある。
他のうなぎの包み揚げも紅芋の饅頭揚げ出しも、一鮮満らしいアイディアを加味した楽しい料理に仕上がっている。

しかし、一鮮満のすごいところはこれだけではない。このお店、実は自分で釣ってきた魚を持ってくれば、スタッフが最高の料理にしてくれるのだ。予約など前準備は必要なのだが、自分で釣り上げた魚をプロに料理してもらうなんて滅多にないこと。きっと酒の味も格別に違いない。
今日の釣果をプロの味で今日食べる、そんな贅沢なひと時を過ごせる一鮮満は、釣り好き達の強い味方でもある。

※この記事は2005-12-26時点のものとなります。

「一鮮満」その日の釣果をお店で食す。


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Posted by しまグルメ at 00:00 │グルメ