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2006年04月06日

月の花 くもじ かねます

何事にも妥協を許さないホスピタリティーに陶酔


ゆいレール県庁前駅から徒歩1分、パレット久茂地とOTV本社の間にあるガラス張りのG7ビルディングの2階が、今回ご紹介する「月の花 くもじ かねます」だ。
ビジネスエリアの真ん中にあるため昼間は慌しいが、日が暮れると意外なほどの落ち着きを見せる久茂地界隈。こちらに店を構えてまだ1年半、しかし確かな職人技が認められ、今では全国各地からお客さんが訪れる「隠れた名店」となっている。

月の花 くもじ かねます満席に詰めても20名以下という小ぢんまりした店内は、大きなガラス窓と木目をうまく生かしたシックな佇まい。大人数で気兼ねなくやるというより、大事な人と濃密な時間を過ごす特別なお店という感じだ。年配のカップルがメインの客層というのもうなずける。
特にお勧めなのが一番奥のソファー席。殺風景な夜のビジネス街も、こういう場所から眺めればどこか妖艶な見え方をするに違いない。不思議なものだ。

料理の方は、和食をベースにした創作料理のコースが一押し。季節ごとの旬を出しているので、メニューは毎月装いを変える。「沖縄の料理は馬鹿にされる、だがそれはうちの料理を食べてないからだ」と言い切るオーナー自慢の料理は、どれも最高の食材を最適な形で提供している極上品揃いだ。料理は人、人との出会いは一期一会、だから常に最善を尽くす、その料理哲学に揺るぎはない。
その心意気が生んだのが、泡醤という不思議な調味料。箸でつまむとぷるんとした柔らかい手ごたえ、口に含むと一瞬で薫り高い醤油の味わいが楽しめる。ほかでは絶対に味わうことのできない斬新な感覚だ。出す直前におろすという本わさびと共にお造りを頂くのが、月の花 くもじ かねますの醍醐味である。

ふらっと訪れても入れないことはない。だが、できるだけ予約は入れておこう。席数に限りがあるということもあるのだが、何よりも渡嘉敷オーナーのホスピタリティーを最大限に享受するために要予約だ。
こんな素敵なお店が似合う粋な大人になりたい、そう感じさせる月の花 くもじ かねますである。

月の花 くもじ かねます


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Posted by しまグルメ at 14:00 │グルメ