てぃーだブログ › しまグルメブログ › グルメ › 目にも体にも温かい、「銀座若松」のおしるこの魅力

2006年12月17日

目にも体にも温かい、「銀座若松」のおしるこの魅力

沖縄にはぜんざいという文化がある。他県で言うところのぜんざいではなく、金時豆を甘く煮た汁に白玉などを入れ、カキ氷をかけて頂くという、独特の食文化である。沖縄そばのお店などでは、食後のデザートとして確固たる地位を確立しているほどポピュラーな食べ物であり、夏の沖縄の風物詩だ。
そんなバックグラウンドがあるためか、県内で温かいおしるこを食べさせてくれるお店は少ない。そんなに寒くならないので必要ないのだろうが、寒い日に食べる温かいおしるこには格別な味わいがある。

銀座若松
那覇市・国際通りの西の端、パレットくもじ1階にある「銀座若松」は、県内では珍しい本格的なおしるこを食べさせてくれるお店だ。ちなみに、こちらは創業明治27年。東京・銀座であんみつを発明したあんみつの元祖として名高いが、もともとはおしるこ屋さんとして創業したというおしるこの老舗でもある。
店内は抹茶の緑色が基調の和風なつくり。壁に飾られた絵や花などもしっくり馴染んでいて、のんびりくつろぐには最適な空間だ。銘店コーナーの最も奥にあるので騒がしいことも無く、買い物帰りにちょっと寄っていくのにとっても都合がいい。簡単な商談などにも利用できそうだ。

目にも体にも温かい、「銀座若松」のおしるこの魅力メニューは大きく甘味とお食事に分かれていて、お昼はランチメニューもやっている。季節ごとに限定メニューも出しており、夏はところてん、秋は栗、冬は釜飯などを楽しむことができる。
今回オススメするのは「田舎じるこ:650円」。こちらのおしるこは保存料を一切使わず、水と小豆を1:1の割合で甘く煮込む昔ながらの製法。つぶあんの奥深いとっても上品な甘みが黒糖を思わせるが、黒糖は使用していない。豆のやわらかさも程よく、中までしっかり味が染み込んでいる。見えない所で幾手間もかけているんだろうな、と感じさせる見事なおしるこである。
小ぶりの汁碗に軽く1杯程度の量なのだが、食べるうちに次第に体が温かくなってくる。寒い日に温かいおしるこでほっと一息つくなんて、季節感たっぷりで贅沢な感じだ。
食べ終わった後は、付け合せのシソの実とお茶でさっぱりお口直し。こりっとした食感とうっすら甘酸っぱい酸味がお茶とよく合う。会話を楽しみながらまったり過ごすのに持って来いのメニューである。

甘味処の銀座若松ではあるが、実は結構しっかりしたお食事メニューも行っている。特にランチタイムは盛況で、近所のOL・公務員さん達で賑わう。季節ごとのメニューで目に鮮やかということもあるのだろうが、やはり食後のデザートの魅力によるところも大きいだろう。忙しい日常からちょっと離れて気分転換したい時など、足を運んでみてはいかがだろうか。

目にも体にも温かい、「銀座若松」のおしるこの魅力

目にも体にも温かい、「銀座若松」のおしるこの魅力


同じカテゴリー(グルメ)の記事
OKINAWA SOBA EIBUN
OKINAWA SOBA EIBUN(2016-07-04 16:38)

はっちゃん食堂
はっちゃん食堂(2016-06-15 09:38)

Kitche
Kitche(2016-06-06 12:54)

ALGOS DELI×HAMBURG
ALGOS DELI×HAMBURG(2016-06-01 11:27)

麺屋きくち
麺屋きくち(2016-05-16 16:54)


Posted by しまグルメ at 14:00 │グルメ