てぃーだブログ › しまグルメブログ › グルメ › ノスタルジックな民家で味わう三時茶「あしびうなぁ」

2007年07月27日

ノスタルジックな民家で味わう三時茶「あしびうなぁ」

風雅な首里に似合うゆったり流れる時間

首里んちゅは、のんびりしていて表立つことが苦手というけど、確かに首里にある名店はちょっと奥まった所にあったり、ひっそりと目立たなかったりするものだ。
ノスタルジックな民家で味わう三時茶「あしびうなぁ」「あしびうなぁ」は首里に住むオーナーが、旧美里御殿に建つ民家をそのまま借りてオープンした店。美里御殿は首里王府の高官の住宅で、残念ながら今は庭の一角を除いて昔のものは何も残っていない。それでも場所は首里城のすぐ近くにあり、すでに60年経っている民家はどことなくノスタルジイを感じさせる。
場所は首里城公園を弁財天堂向けに進んだところで、ちょうど県立芸大の向かい。ほんの2年前まで普通の民家だったところに遠慮がちに看板が出ている。

中に入ると長い廊下が伸びていて、廊下に沿っていくつか座敷があるつくり。座敷からは庭が見渡せ、手入れの行き届いた庭が涼しさを感じさせる。

営業時間は、昼、三時茶、夜となっていて、お邪魔したのは「三時茶(さんじぢゃー)」の時間。このちょっと一休みという感じが、いかにも「あしびうなぁ」にはぴったり。庭を眺めながらお茶すると、ちょっとのつもりがリラックスして長居になってしまうのだとか。
「みなさん、ゆっくりされて行かれますねー。」とはスタッフの言葉。さもありなんだ。

ノスタルジックな民家で味わう三時茶「あしびうなぁ」お昼は定食や御膳もの、夜はコース料理がメインだが、この3時から4時半までの時間は軽い軽食とお茶が楽しめる。

本日いただいたのは、「ハンダマーと島豚ベーコンのピザ」「カフェオレ」「黒糖きなこぜんざい」の3品。ピザで驚いたのはイタリア料理店にも負けないその味。まず厚切りのベーコンがとってもジューシーで香ばしい。トマトソースも新鮮な風味の中に甘味があり、とても良い感じなのだ。

ベーコンがあまりに美味しいので聞いてみると、島豚のアグーを自ら燻製にしている自家製なんだとか。うまさの秘訣は、素材をそのまま出すのではなく、ひと手間かける姿勢にあるのだと納得。

「黒糖きなこぜんざい」は、これまた普通のぜんざいとちょっと違って、黒糖の蜜ときなこがたっぷりかかっている一品。普通のぜんざいって、金時豆の上はシンプルなカキ氷というのが定番。こちらのは蜜が掛かっている分、濃厚な味わい。ぜんざいのテイストにくずもちのテイストを考えて貰えばいいかもしれない。量もたっぷりあるので、ぜんざい好きは是非トライしてみて欲しい。

このほか三時茶の時間には、「沖縄そば」や「島豚のカツサンド」などが味わえる。観光客にも嬉しい場所だけど、観光客だけに独り占めさせておくのはもったいない。首里ののんびり時間を是非「あしびうなぁ」で味わってほしい。


ノスタルジックな民家で味わう三時茶「あしびうなぁ」


同じカテゴリー(グルメ)の記事
OKINAWA SOBA EIBUN
OKINAWA SOBA EIBUN(2016-07-04 16:38)

はっちゃん食堂
はっちゃん食堂(2016-06-15 09:38)

Kitche
Kitche(2016-06-06 12:54)

ALGOS DELI×HAMBURG
ALGOS DELI×HAMBURG(2016-06-01 11:27)

麺屋きくち
麺屋きくち(2016-05-16 16:54)


Posted by しまグルメ at 18:00│Comments(0)グルメ
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。