しまグルメブログ

ひんやりとした風を感じると無性に温かい物がたべたくなりますね。今回はそんな気分にぴったりな「ラーメンハウス　札幌や」に行ってきました。こちらは、県道7号線、小禄山下交差点を58号線に向けて行くと最初の信号を越えてすぐ左側にあります。道沿いで看板もあがっているので、すぐにわかりますね。入り口の側には「営業中」大きな看板。看板のすぐ側のドアを押して中に入ると、「いらっしゃ～い」と威勢のいい掛け声。右手にカウンター席、左手奥には座敷、左手前はテーブル席。席数は、30席ほど。そしておいしい匂いが…。

さっそくメニューから「酢鶏定食」を頂きました。定食メニューには、ドリンクが必ず付いてくるのも嬉しいですね。酢鶏定食は半ラーメン・ご飯・酢鶏のあんかけ・箸休めに、もろきゅうと昆布とこんにゃくのピリ辛煮の小鉢二品が付いています。ラーメンは、しょう油味と塩味から選べます。絶対にみそラーメンがいい！というみそラーメン派の方には50円アップで味噌ラーメンにすることもできます。こちらのラーメンのスープは、代表的なみそ・しょう油・塩の3種類ですが、スープはすべてお店で作っています。野菜を形がなくなるまで煮込み、調味料を加えながらお店の味に仕上げていきます。使用している野菜やお肉などは、ほとんどを県産品でまかなっています。もちろん、塩ラーメンのスープの塩はシママース。みそラーメンのスープの味噌は、沖縄の老舗赤マルソウから4種類の味噌を仕入れ、ブレンドして絶妙な味を作り出しています。

酢鶏定食のラーメンは、しょう油味でいただきました。あっさり味にみえる澄んだスープは思いのほか濃厚な味で、縮れ麺によく絡んで熱々のスープとふーふーいいながら頂きました。

しゃきしゃきもやしと白髪ねぎがあっさりとしたアクセントになっていて、スープまで完食できる美味しさ。

大きな鶏肉が入った酢鶏は、鶏肉のやわらかさにびっくり。お箸で割るとすっと割れるほどのやわらかさ。味は、あんかけの味だけに頼らない下味がしっかりしていて、あんかけとのバランスがとてもいい感じ。細かいところまで手を抜かないオーナーの姿勢が料理に現れています。一緒に炒められた野菜は、ピーマン、玉ねぎ、にんじん、たけのこがふんだんに使われていて、玉ねぎはしゃきしゃき、たけのこはコリコリとした食感がたまりません。あんかけの味ですが、好みに個人差があるのでしょうが、こちらのあんかけは奥歯がキュッとなるような酸っぱさがあまり感じられないので、ものすごく食べやすく感じました。「毎日酢鶏定食を注文する人もいるんだけど、飽きないかね～って思うさ～」と奥さんが話していましたが、私は毎日食べる方の気持ちもわかりますね。すごく、いい味加減です。

圧倒的にそば屋が多い沖縄で、22年という長い間ラーメン店を続けてこられたのは、やはり「味にこだわり」を持ち続けた結果のことなのでしょうね。こちらでは、宅配も行っていて、私が食べている間にも注文の電話がひっきりなしに鳴るので、対応に追われていました。
ちなみに5月～9月の間は、冷やし中華もメニューに加わりますので、楽しみが１つ増えます。夏場になったら、是非食べてみたいな。