しまグルメブログ

那覇市パレット久茂地１階、銘店街の奥にある甘味処「銀座 若松」。
沖縄では、あまり聞きなれない甘味処。デパートの賑わいを感じさせない落ち着いた店内の雰囲気。



メニューは大きく甘味とお食事に分かれていて、お昼はランチメニューもやっている。 お昼時にお邪魔したので、あえて甘味ではなくランチメニューの中から「夏セット」。
他に「春セット」、「秋セット」もありましたが、梅雨明けした沖縄にぴったりのざる茶そば、ミニところ天、くず餅の夏セットメニュー。



ざる茶そばの麺は、こしがあってしっかりした歯ごたえ。それをダシの効いたつゆでつるっと頂く。一時期、騒がれたところ天もこちらでは、定番の商品。お酢が苦手な方でもこれならいけるんじゃないかな。さっぱりとした食感がたまらない。



そして、甘味処だけあって、デザートの「くず餅」。これが本場のお味なのか。これまで、くず餅を食べたことがなかったわけではないけれど、この歯ごたえに口当たりのなめらかさ。きな粉がかかったタレと絶妙なバランス。県外での生活がない私にとってこれはかなりの驚き。それもそのはず、沖縄でくず餅を作る際に使われるのは、葛粉ではなく「芋くず」なのだとか。どうりで、初めて出会う味でした。

「銀座 若松」の創業は明治27年。東京老舗の味を沖縄で堪能できるのも贅沢の極み。
やはりくず餅以外の甘味も興味津々。デパートでのお買い物が一息ついたら疲れなおしに、本場の甘味を頂いてみませんか。



＊上記の掲載内容は、取材時のものです。